1)現在の家賃と同じか安い物件を選定する。
出来るだけ駅近で濡れずに出社したい!新しいビルに入居したい!など条件を求めるとキリがないです
が、ここは縮小移転なのでコストメリットを出すためにせめて同じ家賃設定を上限としましょう。
2)契約坪数(広さ)を縮小する。
縮小すれば良いというのではなく、会社毎に必要な働き方と機能がありますので、そこを検討したうえで
契約する坪数を決定します。ここの設計が一番弊社が重要視しているところです。
3)原状回復工事を見込む。
ビルを退去すれば原状回復工事がかかります。単価は概ね1坪あたり6万円~8万円です。
4)固定資産の除却を見込む。
現在入居中のビルでオフィス構築費の固定資産の除却が終わっていなければ、残額を全て処理する必要が
ありますので忘れずに。
5)敷金の戻りを見込む。
個人宅でも敷金を支払うので、イメージがつくと思いますがオフィスでも預り金としてオーナーに敷金を
預けていますので移転時にはそのお金が戻ってきます。原状回復工事費と相殺されるケースが多いです。
6)移転先のオフィス構築費を計算する。
あんなイメージ、こんなイメージと想像が膨らんで一番楽しい分野ですが、概ねオフィスの構築費は
1坪あたり25~35万円です。(天井・床の有無、個室数、給排水の有無によって変動します。)
7)移転先オフィスのプロモーションを考える。
折角移転したのですから、ホームページを更新したりノベルティグッズなどを作りたい!などのご要望を
頂くケースも多いです。
以上の7項目を押さえられれば、縮小移転を成功に導くことができます。
移転の会計年度は赤字という事にならないために入念なコスト計画を立案しましょう。